J L P T文法N3「〜とか」

日本語あれこれ

今日はJLPT文法N3「~とか」について見ていきます。

どんな場合に、どんな気持ちで使われる表現なのかをしっかり導入することが大切です。

意味は?

    不確かな伝聞、〜などと聞いている
    「AとかでB」の形でAはBの不確かな理由

接続は?

  • N普通体 +とか ➡ 休みだとか
  • V普通体 +とか ➡ 休んだとか・休むとか
  • イA普通体 +とか ➡ 多いとか・少なかったとか
  • ナA普通体 +とか ➡ 有名だとか・豊富だったとか
  • Nとかいう人(方) ➡ 山田さんとかいう人・田中さんとかいう方
  •  ※「とかいう話だ」の形で文末に使われることもある。

どんな時に使う? どんな気持ち?

    1.聞いた内容を他の人に伝えるときに使う。(会話)
     十分な確信がないという含みを持たせる

    2.相手について聞いた内容を手紙に書くとき
     聞いた内容について祝福・心配・励ましの気持ちを表したいとき

    3.「〜とかで」の形で、聞いた理由を他の人に伝えるときに使う。(会話)
     十分な確信がないという含みを持たせる

    例文

      1.聞いた内容を他の人に伝えるとき

      • 今日は午後から雨が降るとか。
      • 今日は午後から雨が降るとか、傘を持っていったほうがいいですよ。
      • 田中さん、会社をやめるとか聞いたけど、何かあったんですかね。
      • 山田さんとかいう人から電話がありましたよ。
      • 緊急事態宣言がまた延長されるとかいう話だ。

      2.相手について聞いた内容を手紙に書くとき

      • 花子さんにお子様が誕生されたとか。おめでとうございます。
      • お母様が入院なさったとか。具合はいかがですか。
      • 事故に遭われて入院なさったとか。今はゆっくり体を休めてください。

      3.「〜とかで」の形で、聞いた理由を他の人に伝えるとき

      • 山田さんは風邪をひいたとかで、今日はお休みです。
      • 他にやりたいことが見つかったとかで、彼は会社をやめていった。
      • お母様の体調があまりよくないとかで、ミラーさんは帰国することになった。
      • 人身事故があったとかで、電車が止まってしまった。

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